お金ではなく、幸福、健康、感動、平穏などを目的にマーケティングするということ、その結果お金が集まってくるという順序にマーケットはパラダイムシフトしようとしているということを述べました。そして、それを後押しするのは、ステークホルダーがお金を目的化せず、ツールとして認識し、幸福、健康、感動、平穏などを目的に、消費し、投資し、働くということが重要です。 つまり、それは私たち皆が、目的はお金ではなく、幸福、健康、感動、平穏などにあるということを理解し、行動するということになります。その営み自体こそが充経済ということになります。環境面、健康面、精神面において、持続不可能になってきている経済に対して、その経済を脱する脱経済に動くのではなく、そのスカスカになった経済を満たしていく、充実させる経済として。 先で述べたように、充経済においては、お金に振り回されることはありません。つまり目的とせず、本当に大切
名門ハーバード大学の全学生の2割にあたる約1400人の学生が殺到したという講義がある。 講義名は、「ポジティブ心理学」。 これだけ聞くと、お気楽な前向き思考法のお題目だが、超一流講師による魅力的なコンテンツの講義が揃う同大学で2006年度の受講生数ダントツだった。 「ハーバードに入学する学生は世界各国のいずれ劣らぬ天才・秀才ですが、同大の中では半分以上の学生が格付け上、平均以下になってしまいます。彼らにとっては、それはかなりの屈辱で、恐らくは人生初の挫折。そんな彼らの救いとなったのが、さまざまな実践ワーク付きのこの講義なんです」 とは、伝説的なその講義を担当したタル・ベン・シャハー氏と親交のある翻訳家の成瀬まゆみ氏だ。 シャハー氏はハーバード大学で哲学と心理学を学び、組織行動学で博士号を取得。心理学博士(組織行動論)の肩書を持ち、ポジティブ心理学による「幸せ」研究の第一人者ともいわれる。
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