その基本がPDCAによる仮説検証プロセスだ。「Plan(仮説)→Do(実行)→Check(検証)→Action(次のアクションへ)」の一連のサイクルを回しながら、どんどん仮説の精度を高めて成果を生み出していくのが、PDCAの狙いである。 PDCAというと、ひと続きの円を描いた上の図を思い浮かべる方が多いのではないだろうか。だが、この図は根本的に間違っている。 PDCAは1回転して元のPlanに戻ってくるのではない。最後のActionが「次のアクションへ」となっているように、今回の仮説検証を踏まえて、次のPlanは一段階上のレベルからスタートするのである。だから、PDCAはらせん状に描くのが正しい(下の図)。PDCAは本来「継続的な学びのプロセス」なのだ。 このPDCAを1週間、1カ月、3カ月単位で回していくことで、最初に立てた仮説を徐々にチューンアップし、学びを通じてより洗練された戦略へと