「世界最大級のグリッド・コンピューティング検証施設で、日本からグローバルに展開できるソリューションを提供していく」。日本オラクルの新宅正明社長は11月7日、約90台のサーバー機、120テラ・バイトを超えるストレージを備える検証施設、「Oracle GRID Center」を日本国内に開設した目的についてこう説明した。 Oracle GRID Centerは、サン・マイクロシステムズや日本IBM、NECなどパートナー14社と共同で設立(写真)。すでに一部のパートナー企業がデータ・センターへのハードウエアの設置を完了しており、12月中には全パートナーがGRID Centerでの検証を開始する。 パートナー各社は、オラクルのデータベース製品やWebアプリケーション・サーバーを使い、各社のハードウエア上でグリッド環境を構築し、動作検証を実施する。その際、日本オラクルと米オラクルの製品開発部門が必要