XML関連の標準化団体Organization for the Advancement of Structured Information Standards(OASIS)は2008年1月24日,投票システム向けデータ交換仕様「Election Markup Language(EML)version 5.0」をOASIS標準(OASIS Standard)として承認したと発表した。 EMLは,投票用のシステム,ソフトウエア,サービス間で安全な情報交換を実現するための仕様。候補者指名,有権者登録/認証,投票,集計/確認/監査といった選挙の各段階で発生するデータをやり取りできる。電子投票のほか従来の投票用紙を使うシステムにも適用可能で,さまざまな目的,言語,政治体制の投票/選挙に対応している。 英国で試験的に実施された投票でEMLを使い,そこで得たフィードバックをEML 5.0に反映している。