可視光通信コンソーシアム(VLCC)は、赤外線データ協会(IrDA)、光無線通信システム推進協議会(ICSA)は、新たな通信技術「可視光通信」の標準化に向けた活動を開始すると発表した。 「可視光通信」は、目に見える光を使って通信する技術。既存の電力線と照明を使うことが想定されており、近年普及しつつあるLEDを使った照明器具に可視光通信機能を追加して、照明から発せられたデータを携帯電話で受信する、といった使い方が想定されている。電波と異なり、周波数帯域制限や法的な規制がないこと、光が出ているところが情報発信場所とわかりやすいこと、人体や精密機器に影響を与えないこと、既存の照明インフラを利用できることなどがメリットとされている。 VLCCでは9月にIrDAと共同開発協定を締結しており、ICSAとも協力体制を構築。3団体では、可視光通信の利用拡大や早期実用化、日本からの発信力強化に取り組んできた