この1、2年、トイレの世界では相当大きな技術革新が起こっているようだ。各メーカーともに、「業界初」という新製品を発売している。 その中にあっても、ナショナル(松下電工株式会社)が発売した「アラウーノ」はその斬新さが際立っている。トイレといえば陶器製という常識を打ち破り、有機ガラス系の新素材を採用。その結果、「全自動おそうじトイレ」として、水を流す度に便器が掃除され、なんと約2~3カ月間、ブラシを使った掃除が不用になるという。 一体、どんな技術革新が起こったことで、掃除をしなくても済むトイレが誕生したのか。 2~3カ月、ブラシ掃除が不要!――アラウーノの宣伝文句を聞いて、即座に反応するのはトイレ掃除に苦労している人だろう。便器は、毎日、水で流している割には汚れがつくのも早い。少なくとも週に1度程度はブラシ掃除をしないと清潔さを保つのは難しい。 アラウーノの、「2~3カ月、ブラシ掃除不要」とい