どうも、坂津です。 人にはそれぞれ、ルーツというものがあります。 家計図が存在するような由緒正しきお家であれば、きちんとルーツを辿ることもできるでしょう。 しかし坂津家にはそんなきちんとしたアイテムは存在せず、私がやんごとない身分であることを証明するものもありません。 ですから、私が認識し得る私のルーツと言えば、私が直接知っている両親と、その両親ということになるのです。 私の母方の祖父は、その地域でも有名な変人でした。 しかし東風間厳蔵(こちま ごんぞう)は私にとっては非常に優しい、大好きなおじいちゃんでした。 晩年、痴呆が進んだときでさえ、私が目の前に居るときだけは平静を保ってくれていました。 厳蔵じいちゃん、略して「ゴンジイ」という呼び名も、私が付けたものでした。 ゴンジイが語る戦争の話が大好きでした。 大戦の悲惨さを体験しているはずのゴンジイですが、おそらくは子供向けにグロテスクな部
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