博物館によると、このノドサウルスはこれまでに確認されていなかった種類で、またアルバータ州で発掘された恐竜の化石としては最古のものであり、学術的に貴重な化石だという。皮膚や消化管の内容物も保存されており、絶滅した種類の手掛かりとなる標本になるとみられる。 ロイヤル・ティレル古生物学博物館で恐竜研究部門の学芸員を務めるドナルド・ヘンダーソン氏は、「私はこの化石を、鎧竜のロゼッタストーンと呼んでいます」と、ナショナルジ・オグラフィックに話した。 保存・研究部門の代表ドン・ブリンクマン氏はニューヨーク・タイムズに、「これは恐竜のミイラと言ってもいいでしょう。これほどの保存状態の物は滅多に見られるものではありません」と話している。 この5年間で研究グループはこの化石を発掘するために、7000時間以上を費やして周囲の岩の掘削を慎重に行ってきた。 発掘作業は順風満帆というわけではなかった。2011年に、