スピーチやプレゼンではどう話し始めるべきか。スピーチライターの千葉佳織さんは、「『問いかけ』や『呼びかけ』などひと工夫を行うことで、聞き手の興味を喚起できる。形式的な決まり文句から始めるのはとてももったいない」という――。 ※本稿は、千葉佳織著『話し方の戦略 「結果を出せる人」が身につけている一生ものの思考と技術』(プレジデント社)の一部を再編集したものです。 話し始めを工夫できると「伝わり方」が変わる スピーチやプレゼンなど、場を与えられて「よーい、スタート」で話し始めるような場面ではとくに、話の出だしをどう工夫するかは重要なポイントです。 冒頭の部分の質を上げることができれば、聞き手の集中力を維持することができますし、良い第一印象を形成することもできます。 逆に、ありきたりで工夫のない冒頭は聞き手の離脱をもたらします。