2007年12月、和製セカンドライフともいえる2つのサービスが公開された。株式会社ココアが提供する「meet-me」と、「はてな」による「「はてなワールド」である。 ココアはトランスコスモス、フロム・ソフトウェア、産経新聞社の3社による合弁会社。6月の記者発表以来その注目度は高く、限定1000名の登録者枠は、オープン後3時間ほどで埋まったという。 「meet-me」の特徴は、東京23区を3Dでリアルに再現している点。東京タワーや都庁などはもちろん、天気なども現実世界の情報が反映される。移動はもっぱら、徒歩か電車。路線図を見ながら目的地を探して、自由に“東京散歩”が楽しめる。仮想空間でありながらも、そこに広がる世界は実在のものに近い。そこがセカンドライフと微妙に異なる。 トランスコスモスBtoC事業戦略本部企画部の阿部響子氏は「meet-me」のビジョンを次のように語る。 「現実社会