2005年のヒット商品になったサントリーの炭酸飲料「バブルマン」をご存知だろうか。健康志向の人からすると「なんで今さら(体に悪そうな)炭酸飲料なの?」と思うかもしれないが、「宇宙をイメージした鮮やかな青色」の飲み物とバブルマンのキャラクターが、子供たちには大ウケした。 7月に発売したバブルマンのソーダ味は、真っ青で「奇妙な」飲み物を敬遠する人たちの意見を捨ててでも、思い切って商品化している。この割り切りが成功の秘密だった。 青色のソーダ飲料の試作品を作り、100人の消費者に見てもらったとき、大きく4つの意見が出たという。 1、無邪気においしそうだ 2、不思議な感じだ 3、体に悪そうに見えるが、炭酸飲料はこれぐらいのほうがいい 4、体に悪そうだから嫌い サントリーは4番目の「体に悪そうだから嫌い」と答えた人たちを捨ててでも、バブルマンのソーダ味を商品化したわけだ。 というのも、最初から予想さ
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