カナダのブリティッシュコロンビア州で、先住民向けの寄宿学校の跡地から215人の子供の遺骨が発見された。過去の記録によれば、この宿舎学校で命を落とした先住民の子供の数は51人とされていたが、レーダーを使って学校の跡地を捜査したところ、記録の4倍以上もの遺骨が見つかった。カナダに住んでいても、先住民向けの宿舎学校がそもそもどんな場所で、そこでどんな酷いことが起きていたのか、知らない人が多い。 宿舎学校とは、19世紀後半から近年まで、先住民の子供に同化教育を提供するために設立された施設で、キリスト教会によって運営されていた(もっと詳しく学びたい人はこちら)。宿舎学校の目的は、先住民の子供を家族、コミュニティ、言語、文化から切り離し、白人キリスト教を強要させ、「先住民としての資格」を剥奪するためにあった。宿舎学校に連れて行かれた子供たちは身体的虐待、心理的虐待、性的虐待を受け、劣悪な生活環境の元で
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