JR西日本が岡山市の北長瀬、大元駅の「みどりの窓口」を10月上旬までに閉鎖することが13日、分かった。人件費削減が目的。機械の操作や乗り換えに不案内な利用客に対面で安心とサービスを提供してきた窓口は岡山県内でこの4年間に20駅余り減り、設置はわずか4駅のみとなる。 JR西によると、北長瀬駅は今月26日、大元駅は10月3日で窓口の営業を終了する。ともに在来線で岡山駅の次にあり、1日当たりの乗降客は数千人の規模だが、閉鎖の理由についてJR西は「窓口の利用状況などを総合的に勘案した」とだけ説明。代替措置として、オペレーターが画面越しに案内する「みどりの券売機プラス」を設置する。 今月11日、北長瀬駅の窓口を訪ねると利用客が順番待ちで並んでいた。大元駅の窓口に切符の予約変更で訪れた会社経営の男性(52)=同市南区=は「機械の操作が苦手なので、対面でやりとりできる窓口の方がありがたい」と利便性が低下