情報処理技術者試験の合格には国語力が必要です。 ・・・こう言うとなぜか,「国語力さえあれば受かる」と誤解する人が多いのですが,それがまさに国語力がない証拠です。 (Aが必要)と(A以外いらない)はイコールではありません。 このあたりを誤解しないように,「問題文を正確に(曲解せずに)読む」ことが,国語力の基本となります。 国語力が必要な実例 先月,山のように情報処理技術者試験午後の模擬試験を採点したのですが,改めて,国語力という意味で問題があるなぁ,と感じる答案と数多く出会いました。 具体的には, 問題文の条件を読み取れていない 問題文で聞かれていることと別のことを答える(理由を聞かれているのに解決策など) 自分で勝手に条件を付け加える(自分の会社の事例を答える) などが特に多いです。 面白いのが,企業によって,誤答のパターンに共通点があることです。 企業研修などの模擬試験を採点していると,