別の映画を予定してたんですけどね。原作を昨日読み終えてからは無性に見たくなり急遽変更。三年前にも一度見ていて記事にも揚げてますが、まずは余計な情報を取り込まずに視聴開始です。松本清張による推理小説を映画化した本作は、公開が1958年と古く、噴煙を上げて走るSLや今でいうビンテージカーが当たり前のように登場していて、それがまた時代を感じさせると共に目にも新鮮に映る。何分古いのでと半ば妥協せねばと思っていた映像は時代の割にはクリアさがあって比較的見易い印象ですかね。脳裏に残るストーリーとシンクロしていく映画は、忠実に線路を走るようでもあり、切り替えで別の線に移動したりしながら進行していて、若干85分と言う上映時間の短さからか展開に忙しなさも感じられますが、これはこれで原作とは違う面白さを描いている様にも思えます。奮闘する警視庁の刑事に南広。とりわけ鳥飼重太郎演じる加藤嘉は、原作のイメージに合っ