業界や職種、役職にかかわらず、転職のサポートを開始する際に最も重要な質問項目は「何のために会社や仕事を変えようとしているのか?」という問いです。この答えの内容によって、一人ひとり、転職の選択肢や、転職後の満足度が大きく変化する可能性があるからです。さらに言えば、この質問に対する答えが、最終的に転職するかどうかということに関係なく、仕事人生そのものの満足度を左右するカギでもあると考えています。 ニュースメディアなどで、「転職理由ランキング」が発表されることがあります。「収入をアップしたかった」「キャリアアップのため」「他にやりたい仕事が見つかったから」「人間関係に問題があったから」「会社の将来性に不安があった」など、上位項目には常連の回答が並んでいるのですが、実際に転職支援の仕事でお会いする方々から聞いている内容とは、かなりリアリティーやニュアンスが異なります。 転職という行為そのものが
● どんなに優秀であっても 「使いにくい人」は敬遠される 本連載第47回において40代の転職が増加していると指摘しましたが、もちろんどんな40代でも引く手あまた、というわけではありません。転職市場で売れる40代、売れない40代の違いは一体どこにあるのでしょうか。 一つ目の違いは「プロフェッショナリティ」です。わかりやすく言えば、プロフェッショナリティとは「この人は何ができるのか? 」という話です。我々とクライアント企業の間ではプロフェッショナル・チェックトークが日々繰り広げられています。 このトークは、つまり、現場力に裏打ちされた、それぞれの分野におけるプロフェッショナリティがあるかどうかです。感覚的には35歳を過ぎたあたりから、この点が非常に厳しく見られるようになっていきます。 二つ目の違いは「使いやすさ」です。ベンチャー企業や中小企業への転職ではこの点がとくに重要です。 「こ
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