定常時系列分析を行なうにあたり、 ARMA (AutoRegressive Moving Average: 自己回帰移動平均)モデルを想定します。 実際は、ARIMAモデルに内包されるかたちで 分析を行ないます(関数も存在します)が、 ARモデル、MAモデル、ARMAモデル、ARIMAモデル、GARCHモデル という流れの一環として、トピックとしてあげてみました。 ARMAモデルは、ARモデルとMAモデルを合わせたモデルです。 ARモデル = p次の自己回帰モデル MAモデル = q次の移動平均モデル ARMAモデル = ( p, q )次の自己回帰移動平均モデル Case 1. 例として、Rが保有するデータセット treering を使用して、 ARMAモデルを想定した定常時系列分析を行なってみます。 treering は、木の年輪を時系列で保有しているデータセットです。