ブックマーク / shinka3.exblog.jp (2)

  • ダウン症のヒトが「がん」にかかりにくいことの原因遺伝子解明 | 5号館を出て

    21番染色体が3になることによって引き起こされるダウン症では、白血病などの血液性のものを除くと多くの固形がんの発症が有意に低くなることが大規模な疫学的調査から証明されています。他に糖尿病性網膜症やアテローム性動脈硬化などの血管関係の病気が少ないことも知られています。 21番染色体上には231個の遺伝子があることが明らかにされており、その中に原因遺伝子があると考えられます。例のでも言及してありますが、マウスでヒトの21番染色体に相当する16番染色体を3持ったマウスを使って実験したところ、不思議なことにEts2というがんを作らせる原因として知られているがん遺伝子(発がん遺伝子、がん原遺伝子)が、過剰に働くことによってがんが起こりにくくなるという、一見不思議な論文が去年の一月に出ています。 Nature 451, 73-75 (3 January 2008) doi:10.1038/nat

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    wakuteka
    wakuteka 2013/11/06
  • ナメクジウオよりもホヤの方が脊椎動物に近い | 5号館を出て

    今日オンラインで公開されたnatureにおもしろい論文が載っています。 我々が使っている動物進化の教科書には、ナメクジウオがヤツメウナギなどの円口類の祖先であろうと書いてあります。また、カンブリアにはピカイアというナメクジウオに良く似た動物がいたようで、それが脊椎動物の祖先ではないかと書かれています。ナメクジウオが円口類になって、それがサメ・エイなどの軟骨魚類へと進化したというお話は、かなり広範に信じられています。(私も信じていました。) さらに元をたどると、ウニやヒトデなどの棘皮動物がもっとも祖先型に近く、その仲間にエラが発達してギボシムシのような半索動物が進化し、それに脊髄と脊索ができてホヤになり、さらに分節化した筋肉(体節)ができてナメクジウオのような動物になったと、多くのに書かれています。 私も調子に乗って、講義ではナメクジウオに脳(目)と吸盤のような口が進化するとヤツメウナギが

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    wakuteka
    wakuteka 2011/04/27
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