今回は、落合陽一さんの『働き方5.0』を紹介します。 「働き方5.0」とは、AIやロボットが幅広い分野で進化し、人間とともに働いていく時代のこと。それは、さまざまな問題が「コンピュータと人間の組み合わせ」によって解決される時代です。 人間が機械の主人になるわけでも、機会が人間を支配するわけでもなく、コンピュータと人間が複雑に相互作用をしながら社会を形作っていく世界です。 そうした時代には、機械では代替されにくく、付加価値の高い能力を持つ人材がますます強く求められるようになります。より具体的に言うと、「創造的な専門性を持つ知的労働者」(クリエイティブ・クラス)を目指すべきだというのが、落合さんの主張です。 「クリエイティブ・クラス」とはどのようなもので、目指すためには必要なこととは何なのでしょうか。 「クリエイティブ・クラス」とは? 米国の社会学者リチャード・フロリダは、「ホワイトカラー」と