たまにATMの上に明細票が残されていることがあり、つい残高を見てしまったりしたことがあるのは私だけだと信じたい。 だがこのATMは確信犯的に残高が上部に設置されたモニターに表示され、誰もが見ることができる。しかも残高が多い順にランキング形式になっている。 こんなATMを利用する人は、大富豪か超大富豪くらいだろう。だが安心して欲しい。これはアメリカ、フロリダ州で開催されている最大のアートフェア「アート・バーゼル・マイアミビーチ」に設置された、ある種のアート的試みなのだ。 アートフェスティバル会場に設置された残高ダダわかりATM この悪魔的ATMは、ニューヨーク、ブルックリンのアート集団「MSCHF」の最新作「ATM Leaderboard」だ。その名(Leaderboard=ランキング)の通り、ATMを利用した人の預金残高をランキング形式でモニターに公開している。 カードをATMに挿入したら
テキストから高クオリティの画像を生成できるAI・Stable Diffusionが話題になる様子を見て、「自分も何か画像を作らせてみたい!」と興味を持っている人は多いはず。Stable Diffusionで画像を生成する際に重要になるのが「どんなテキストを入力するのか」という点で、AIの動作を調べて有効だと判明した文字列は「呪文」とも呼ばれています。そんなStable Diffusionで使える呪文のような文字列を、実際に生成された画像から見つけることができるサービス「Lexica」が登場していたので、実際に使ってみました。 Lexica https://lexica.art/ Stable DiffusionはNVIDIA製GPUを搭載したマシンのローカル環境で実行できるほか、デモページからでも使用できます。しかし、NVIDIA製GPUを所有していない人やデモページの待ち時間が長すぎると
江戸時代に活躍した浮世絵師であり、世界の美術史にも名を連ねる葛飾北斎の絵図は、日本はもちろん海外のアーティストにも今尚多大な影響を与えていることでも知られる。 大きな波が印象的な「神奈川沖浪裏」を始め、長年にわたり魅力的な作品を残した北斎。その彼が手がけた絵を描くための手引き書「略画早指南」がネット上で公開され話題となっている。 コンパスなどを用いた幾何学的な作図法や効果的な筆使い、へのへのもへじを思わせる楽しい文字絵など、稀代の画家北斎の非凡な才能やセンスがうかがえる、見事な手引書を堪能しよう。 長年愛される傑作を残した浮世絵師 世界的にも有名な江戸時代の浮世絵師、葛飾北斎が手がけた神奈川沖浪裏(かながわおきなみうら:1831-1833年)は、180年以上経った現代においても根強い人気を誇る絵図の一つだ。 ・葛飾北斎が描いた波は、ハイスピードカメラでとらえた波と酷似していた。:カラパイア
https://www.instagram.com/p/CP7APaunxXj/ イラストを公開しているのはエイドリアン・ホーガン(adehogan)さん。終電を逃さないよう改札を通り抜ける“終電ダッシュ”は、まさに陸上競技です。
2020年,2021年のまとめは上(この記事は2019年のまとめです) 落合陽一です.色々やっていると言われても,実は僕個人としては色々やってるつもりはなくて,何かで紹介されるとき毎回肩書きに「メディアアーティスト」と答えるように,基本的には広義のメディアアートを愛する32歳で,全てはその派生で生まれてきたものであることはずっと変わっていません. デジタルネイチャー新しい自然,人と人に分け隔てのない多様な世界,物質と映像の垣根を超えた変換が無数に起こる多層な自然,知能と波動と物質が音楽を奏でる映像的な世界,新しい自然を根底にして活動すると一見多様に見えるだけだと思います. この記事は,目次的には個人(作家)としての落合陽一,大学教員としての落合陽一,会社経営者としての落合陽一,研究プロジェクトリーダーとしての落合陽一,メディアに出ている落合陽一,総括その他の順番に並んでいます.(さて202
なんでこのトークを見に行かなかったのかな......20年前の自分を責めたいです. 1990年代にデザイナー向けのプログラミング環境,Design by Numbers註1 を提案.その後のProcessing註2 やopenFrameworks註3 などのクリエイティヴ・コーディングにつながる流れを作り出したジョン前田*1 さんの日本語での貴重なトーク.しかもなんとその場で書いた手書きの絵を,書画カメラで映しながらのユーモアたっぷりな講演です. 2001年当時の彼がテクノロジーに感じていた不満の多くは,今でも未解決の問題として残っているように感じます.テクノロジーと表現の関係をどう学生に教え,一緒に学ぶか.大学で教える身になった自分にとっても考えさせられる講演でした.日本とアメリカ,デジタルとアナログ,工学とデザイン,そして後にはアートとビジネス.複数の領域を横断することで,常に「先へ」
日本で生まれ育った日本人が海外で実力が認められる分野は、実はビジネス系よりもデザイン系に多いように感じる。 ビジネス系キャリアで成功するには、言語のハンデキャップだけでなくプレゼンテーション力、リーダーシップといった、日本の教育であまり重視されていないソフトスキルが海外では極めて重要となる。それと比べ、デザイン界では純粋にアウトプットのクオリティだけで評価される側面が強いからだ。 デザイン界の風の噂で聞いたのだが、現在プロダクトデザイン界で最も注目される若手デザイナーの1人が、私が住むロンドンにいるという。東大工学部から芸術分野では世界最高峰のロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業し、ロンドンでデザインエンジニアリングスタジオ「Tangent」を経営している吉本英樹さんだ。 エンジニアリングからアートへ。全く違う領域への転身に見えるが、自分の中では一貫した研究領域だったと振り返る吉本さんに
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