暴力や暴言など、パートナー間や親子間で不和を多く抱える人は、虫歯や欠損歯が多い―。米国ニューヨーク大学の研究グループが、何とも意外な研究結果を発表した。 虫歯の数も暴力のレベルに比例 学童期の子どもがいる夫婦またはカップルの135家庭を対象に行った調査によると、パートナーから頻繁に暴力的な言動を受けている人は虫歯が多く、また歯が足りていないケース、いわゆる欠損歯も多かった。 その暴力のレベルがひどいほど、歯の状態も比例してひどくなる傾向があるのだという。そして、両親の間で暴力があると、その子どもにもやはり虫歯や欠損歯が多くみられることもわかった。 暴力で口腔ケアが不十分に 研究を主導したMichael Lorber氏によると、不和に気をとられ口腔ケアを怠りがちになり、またストレスから甘い物をたくさん食べるなどすることが要因として考えられるという。 Lorber氏は「家庭の環境や習慣が健康に