大陸で恐竜が闊歩していた中生代という時代。 海洋では クジラなどの大型海生動物が まだ存在していないこの時代に、 クジラのような生態的地位にいたのが 大型の海生爬虫類だ。 大型の海生爬虫類には 「クビナガ竜」や「魚竜」がいるが、 中生代の最後の時代「白亜紀」の中頃になると 衰退の一途をたどっていった。 なかでも魚竜はその後、その姿を見ることはなかったという。 クビナガ竜の衰退と魚竜の絶滅は 1億2000万年前に起きた 中部太平洋の海洋底で地球史上最大ともいわれる火山活動 にともなう海洋生態系の崩壊、 主食であったイカなどの激減が 大きく影響したと言われている。 しかし 大型海洋爬虫類たちの時代は これによって終焉をむかえることはなかった! 衰退していくクビナガ竜、絶滅した魚竜の 生態系の空白を埋めるように 新たに登場した大型海洋爬虫類が 「モササウルス」の仲間である! モササウルス類は現在