広辞苑前文方式演習 広辞苑前文方式を使用してみたい人の為の覚え書きです。この文書自体も、広辞苑前文方式で書いてあります。 尚、この文書では、歴史的仮名遣を「正かな」、『現代かなづかい』を「新かな」と呼ぶことにします。又、「AをBの表記で書く」ことを「A⇒B」で表すことにします。 1. 広辞苑前文方式とは 広辞苑前文方式とは、正かなとも、新かなとも取れる文章を書くことです。「つ」「や」「ゆ」「よ」の小書きを認めるやり方と、認めないやり方が有ります。名前の由来は、次の引用文を御覧下さい。 「廣辭苑によれば」で御馴染みの廣辭苑(広辞苑)の、新村出による前文には、正かなと新かなで表記の異る語句が一切使はれてをらず、正かなでも新かなでもない文章になつてゐる。これは、廣辭苑が新字新かなで出版されることになつたことに對する新村の抗議とも言はれてゐる、かどうかは知らない。 この廣辭苑前文のやうに、正かなで