まだ7月に入ったばかりだが、暑い日が続いている。そんなときは、ゆっくりと湯船に身体を沈めることを避けたり、冷たいシャワーを浴びてみたり、という人も少なくないだろう。しかし、温浴には新陳代謝を高めて疲労物質や老廃物の排出を促すなどの効果がある。また大変な1日の終わりに、ゆっくりと温かなお風呂につかると気分もほぐれる。そして、ある研究では温浴によって寂しい気持ちが和らぐことが分かったのだ。 アメリカのイエール大学の研究者らによると、浴槽の湯が友人や知人に代わる機能を果たし、孤独感や疎外感などを払拭するのだという。また研究では、寂しいという気持ちを取り除くために、無意識に温かいお風呂やシャワーを浴びていることが判明した。 孤独感が強いほど、入浴やシャワーを浴びる可能性が高く、また入浴時間は長く、湯温も高くなる。身体的に温かさを感じることにより、社会的疎外といった苦痛を大幅に軽減させることが認めら