<bogusnews編集主幹さん> 今年も早いもので、もう2月に入る。2月の一大行事と言えば「バレンタインデー」。気の早い乙女たちは、すでに意中の男性に贈るチョコレート選びに余念なかったり、はたまた手製チョコの準備に勤しんでいるのではないか。だがちょっと待ってほしい。そのチョコの裏で幼い子どもたちが苦しんでいたり、地球が悲鳴を上げているのをご存知だろうか。それを知らずのんきにチョコを贈る行為は、愛しい彼に軽蔑されたり評価を下げられることにつながりかねない。 貴女が買いあさっているチョコの原料はカカオ豆。これは主にガーナやコートジボアールなどアフリカの貧しい国々から輸入されている。問題は、グローバル経済化の進行でこれらの国の労働環境が悪化の一途をたどっていることだ。今や年端もいかぬ子どもたちまでが収穫に駆り出され、奴隷同然に死ぬまでこき使われている。チョコの一滴は子どもたちの血の一滴なのだ。