ファイザーは2月末から、希少疾患に関して医師からオンラインで症例相談を受け付ける取り組みを始めた。同社の医療従事者向け無料会員制ウェブサイト「PfizerPRO」の新コンテンツとして「PfizerPRO CaseStudy」を開設。第一弾として希少がんのGIST(消化管間質腫瘍)を対象にした「GIST症例相談室」のサービスを始めた。個別症例の相談を専門医が受け、特に臨床的に参考になる症例についてはデータベース登録とPfizerPRO会員に対して公開する。同社はこのビジネスモデルについて特許出願している。 同社は今回の新コンテンツについて、「希少疾患に対して適切な症例相談をできる仕組みと、更にデータベース化することで、多くの医療関係者で情報の共有と治療の最適化を図ることを目的にしている」と説明している。 GISTは発症数が10万人あたり2人と非常に希ながん。治療の選択肢は主に手術で、薬物療法