クルーグマンが、法人税の負担に関する問題を整理した最良の論文として、CBOのJennifer C. Gravelleの2010年の表題の論文(原題は「Corporate Tax Incidence: Review of General Equilibrium Estimates and Analysis」)にリンクしている。同論文では、開放経済における税負担を決める要因として、以下の5つを挙げている(最初の3つは開放経済固有の要因、残りの2つは閉鎖経済と共通の要因)。 国際的な資本の移動可能性 もし国境を越えた資本の移動可能性が存在するならば(完全なポートフォリオ代替性が存在するならば)、法人税は国内企業部門の資本の収益率を引き下げ、資本を海外に追いやる。国内の資本ストックが低下すると、国内に残った資本の限界生産物は上昇し、その上昇は税引き後収益が税導入前の収益と同じになるまで続く。移動で