印刷 第6管区海上保安本部がソナーを使って調査した事故現場周辺の海底。画面中央部に丸い陥没の跡が見える。下は断面図=水島海上保安部提供海底トンネルの事故状況と陥没跡事故当時の作業イメージ 岡山県倉敷市のJX日鉱日石エネルギー水島製油所で掘削中の海底トンネルが浸水し、5人が行方不明になっている事故で、第6管区海上保安本部(6管)は8日、掘削作業現場の直上の海底で大規模な穴を確認したと発表した。トンネル内への浸水で生じた陥没跡の可能性がある。また工事元請けの鹿島は、行方不明の現場責任者から事故直前、「(現場に)来てほしい」との連絡があったことを明らかにした。 6管の水島海上保安部が7日夜、測量船から音波探査機(ソナー)で現場周辺を調べた。その結果、製油所内の「B工場」側のトンネルの縦穴から西へ約155メートル、水深約12メートルの地点で海底が局所的に落ち込んだ跡が確認された。跡はほぼ円形で