「私は嫌いな人に会ったことがない」と言ったのは、 映画評論家・淀川長治さんである。「人」ばかりか、淀川さんからは映画の悪口を聞いたことがない。 私は平凡な作品だと思っていた映画でも、淀川さんが誉めているのを聞くと、あらためて観なおしたりしてしまうほどであった。どんな人間にもいいところがある。淀川さんには人を好きになるポイントのようなものがハッキリあったのではないだろうか。 「笑う門には福来たる」か どうか知らないが、私はとにかく面白い人が好きである。知り合いや友人でも、それぞれの人の「面白い」ところを見つけると、気に入ってしまう。それを無意識の内の本能みたいなものでキャッチしているようなのである。 訳が分からない人。型破りな人。変な人。偏屈な人。変わり者。天然ボケの人。飄々としている人。わからんちん で きかんちんの人。 面白い基準としては、こういう類の方たちが多いのである。お笑い芸人の面
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