ロシアによるウクライナへの軍事侵攻について「特別軍事作戦」と表現してきたプーチン大統領が、今月9日のロシアの「戦勝記念日」に合わせて「戦争状態だ」と宣言する可能性が指摘されています。ウクライナ軍への支援を強化する欧米側との戦いにもなっていると強調する可能性もあり、戦闘が一層長期化するという見方が広がっています。 ウクライナ東部では激しい戦闘が続いていて、イギリス国防省は先月(4月)30日、「ロシアは、戦力を地理的に集中させて補給経路を短くし、統制しやすくすることでこれまでの課題を修正しようとしている」と分析しています。 ただ「上空からの援護も一貫性を欠くなど、戦力を最大限に生かせていない」として、ロシア軍の苦戦が続いていると指摘しています。 ウクライナのゼレンスキー大統領は30日、ロシア軍と戦っている国境警備隊の代表らを前に演説し「ロシアの悪はまだ私たちの領土にいる。占領者たちを追い出さな