2025年大阪・関西万博の目玉となる大屋根の建設現場を視察する十倉雅和経団連会長(右端)。会場デザインプロデューサーの藤本壮介氏(右から2人目)の説明を聞きながら会場予定地を見渡した=大阪市此花区で2024年1月18日午前10時45分、宇都宮裕一撮影 2025年大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会(万博協会)の十倉雅和会長(経団連会長)は18日、大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)にある万博会場予定地を訪れ、工事現場を視察した。能登半島地震を受け、万博の延期を求める声が出ていることに対し「(地震からの復旧・復興を)やりながら、万博もぜひ完成させたい。復興後に観光業がよみがえるよう万博を通じて支援したい」と述べた。 視察した建造物「大屋根(リング)」は約350億円が投じられる予定で、会場の目玉。木造として世界最大級の建造物になる。環状で1周約2キロに及び、輪の外側ほど高く、地上20メートル