京都府亀岡市の市立安詳(あんしょう)小学校の児童ら10人が集団登校中にはねられ死傷した事故で、京都府警亀岡署の男性警部補が容疑者の少年(18)の父親(47)に被害者全員の連絡先一覧を無断で提供していた問題に絡み、被害者の携帯電話番号を父親側に伝えていたのは同小の男性教頭(51)だったことが26日、亀岡市教委への取材で分かった。 教頭が漏らしたのは、死亡した松村幸姫(ゆきひ)さん(26)の携帯電話番号。松村さんの娘が同小に通っており、教頭は「少年の親類から頼まれた。信頼できる人物だったので教えた」と説明しているという。 松村さんの遺族が25日、松村さんの携帯電話を複数回鳴らした少年の父親に、だれから番号を聞いたか問いただしたところ、父親が「警察から聞いた」と説明。遺族が亀岡署に抗議し、警部補による連絡先の無断提供問題の発覚につながった。 警部補は少年の父親の求めに応じ、部下に命じて被害者10