新潟県加茂市にある加茂暁星高校で2017年、部活動中に意識不明となり、その後に亡くなった野球部の女子マネージャーの遺族が、学校側に損害賠償を求めていた裁判。学校側は300万円を支払い、再発防止を誓うことで9日、和解が成立しました。 2017年、加茂暁星高校2年生で野球部のマネージャーだった小林奈歩さん(当時16歳)が、当時の監督の指示の下、ランニングをした後に意識不明になり、その後、低酸素脳症で死亡しました。 奈歩さんの両親は、暑い中、ランニングをさせ、適切な救命措置も行わなかったとして、当時の監督や学校側に対し約6300万円の損害賠償を求めて提訴していました。 約2年にわたった新潟地裁での裁判は9日、和解が成立しました。遺族側の弁護士によりますと和解金は300万円で、今後、学校側は文科省の学校事故の指針や「突然死予防必携」を守るほか、教職員に十分な研修・指導を行い、再発防止に努めると誓約