控訴審判決を受け、記者会見する籠池泰典(右)、妻の諄子両被告=大阪市北区で2022年4月18日午後5時49分、大西岳彦撮影 学校法人「森友学園」を巡る補助金不正受給事件で、国や大阪府などから計約1億7600万円をだまし取ったとして詐欺罪などに問われた学園理事長の籠池泰典(69)、妻の諄子(じゅんこ)(66)の両被告の上告審で、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は10日付で、無罪を主張していた両被告の上告を棄却する決定を出した。籠池被告を懲役5年、諄子被告を懲役2年6月のいずれも実刑にした2審・大阪高裁判決(2022年4月)が確定する。 小法廷は「上告理由に当たらない」とだけ述べた。次長検事として1審に関与した堺徹判事は審理から外れ、残る裁判官4人全員一致の意見。両被告は現在勾留が解かれた状態で、検察当局が今後、刑務所に収容する手続きを進めることになる。
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