ワインと相性の良い食べ物といえば、赤ワインならチーズや肉、白なら魚というのが頭に浮かぶ。ではなぜこの組み合わが良いのか?!この度その根拠が科学的に明らかになったという。 今月出版された生物学の専門誌『Current Biology』によると、ワインや食べ物を食したときの、私たちの口の中の感覚が相性の善し悪しを決めるらしい。 例えば渋みの強いワインと脂肪分の多い肉は、人の感覚の中では陰と陽のごとく相対しており、その二つを味わうとちょうどうまい具合にバランスが取れる、つまり「美味しい」と感じるという。故に黄金コンビの誕生と相成ったというわけだ。 渋いワインは口の中がザラつき、辛いと感じるのに対し、脂身の多い肉は口の中を滑らかにしてくれる。ブドウの種やお茶に含まれる硫酸アルミニウムにより、口の中に少しずつ貯まっていった渋みを洗い流すには、ビーフジャーキーなどの乾いた肉ではダメなのだ。 サラダには