愛媛県の刑務所から脱走し逮捕された受刑者の男が「服役中に刑務官の接し方が厳しくなり、受刑者のリーダー役にさせてもらえなかったから逃げた」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は刑務所での処遇に不満を募らせたと見て、動機などをさらに調べています。 これまでの警察の調べに対し、平尾容疑者が「服役中、刑務官の前でふざけたら接し方が厳しくなった。受刑者の中でもリーダー役になれるはずの年次だったのにさせてもらえず、つらくて逃げた」などと供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。 松山刑務所によりますと、平尾容疑者はことし3月と先月、服装や所持品に関する規則に違反したとして、そのつど刑務官から注意を受けていたということです。 警察は、刑務所での処遇に不満を募らせ逃走したと見て、動機などをさらに調べています。