最後に「ハグ」をしたのはいつだろうか。子供の頃は多かったハグの機会も、年を重ねるに連れて減っていると思う。Dentsu Lab Tokyoが開催した、自分で自分を抱きしめる「Hugtics」の体験会に筆者も参加してきた。 自分で自分を抱きしめる――。そんな体験ができるテクノロジーが登場した。 電通のR&D組織であるDentsu Lab Tokyoは2023年5月15日、ベスト型ハグ体験テクノロジー「Hugtics」を使った、“自分で自分を抱きしめる”体験型デモンストレーションを実施した。同組織は、ハグを通じたメンタルヘルスの向上やストレス軽減を目指している。 Hugticsには、2つの専用デバイスが必要だ。38個のセンサーを搭載したマネキン型デバイス(以下、マネキン)と、人工筋肉を12カ所に取り付けたベスト型デバイス(以下、ベスト)である。マネキンを抱きしめるとセンサーでハグの接地面や強さ
![愛に飢える筆者が、自分で自分を抱きしめてきた](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/35311fe81c5810a58cf4175c7c060ed62ff988ce/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fee%2Farticles%2F2305%2F25%2Fcover_news098.jpg)