2016年訪日外国人観光客数が2400万人突破、拡大するインバウンド 2016年の年間訪日外国人観光客数が2015年に比べ約2割増え、過去最高の2400万人超となる見通しとなった。増加は5年連続。中国に加え、台湾や香港、インドネシアなど、アジアからの旅行者が増えた。政府は「2020年に4000万人」の目標を掲げている。今後は新たな観光資源の開発や安全対策など、さらなる環境整備を急ぎ、インバウンド市場を拡大させていく。 この記事の続きを読む 中国や韓国からの観光客が堅調であった。ただ全体の伸び率は、円安やビザ発給要件の緩和などで前年比約5割増だった2015年に比べて緩やかになった。一時の円高傾向や熊本地震、中国経済の減速などが響いた。 一方、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナムなど東南アジア各国からの観光客が大きく増えた。現地で実施した誘致のためのキャンペーンや新たな航空路線の開