2015年3月、女子中学生8人によるギター5×ドラム3の変則バンドとして鮮烈なデビューを飾った五五七二三二〇。彼女たちは日清シスコ株式会社「ココナッツサブレ」のシンボルアーティストとして誕生したパフォーマンスユニットだ。KenKenが作・編曲を手がけたデビュー曲「半世紀優等生」は、10代が抱えるフラストレーションを叩き付けるようなエッジーなサウンドとアバンギャルドなパフォーマンス、ミステリアスなビジュアルが大きな注目を集めた。 菅野よう子のサウンドプロデュースによる第2弾楽曲「ポンパラ ペコルナ パピヨッタ」は、オペラを思わせる壮大な合唱が強烈なインパクトを残すプログレッシブなナンバー。サイケデリックなミュージックビデオも話題を呼び、YouTubeの再生回数は公開から1カ月あまりで100万回を超えている。音楽ナタリーではメンバーの少女D、少女F、少女Hに初のインタビューを試みた。 取材・文