大阪市立桜宮高校(都島区)の男子バスケットボール部の複数の部員が学校側に届けないまま「寮」と称する施設で共同生活を送っていた問題で、男性顧問(47)が部員からの家賃を一時的に口座で管理していたことが13日、学校関係者への取材で分かった。 寮は学校近くにある3階建てマンションの2、3階部分で、約10年前からバスケ部員が共同生活に利用。6、7人が利用していたとされる。家賃は部員側が毎月、顧問の口座に振り込み、支払いにあてられていたという。 寮の存在は昨年9月上旬に発覚。佐藤芳弘校長から不適切と指導された顧問が10月下旬に部員たちに引き揚げを指示した。 一方、佐藤校長は13日会見し、電話で顧問から部屋の実態を聞き取り調査したことを明らかにした。ただ、顧問は「気持ちが不安定で、正確な事実は申し上げられない」と具体的な説明を拒んだという。