営団地下鉄の構内に「パタパタメイクにホトホトメイワク」なる、またしてもオヤジギャク炸裂な広告が掲示されている。要するに昨今よくいわれるように「車内のお化粧はやめましょう」ということらしい。プライベートを公に垂れ流すのはやめましょう、と。 この意見自体には賛成だ。プライベートを公に垂れ流すのは良くないことだし、少なくとも私だったら恥ずかしくて車内でメイクなんぞできない。あの見苦しい車内メイクは是非ともやめていただきたい。 しかし、問題なのは何故このような意見が台頭してきたか、ということである。 プライベートの垂れ流しは以前からあった。喫煙、すなわち習慣性薬物の服用という極めてプライベートな行為を公の場で行う人は少なくない。公道で泥酔したり、或いは電車内でスポーツ紙のヌード写真を見るなど、同様のことは極めて一般的に行われている。 勿論、これらについてはきちんと批判は行われてきた。しかしそれは、