建設された張りぼて住宅=警視庁提供基礎工事だけで内部は何もない張りぼて住宅=警視庁提供 張りぼての住宅で金融機関をだまし、住宅ローン名目で約4500万円を詐取したとして、警視庁は、不動産会社役員栗原清高(58)=東京都杉並区成田東=、風俗店経営石田茂樹(54)=台東区根岸1丁目=の両容疑者ら計4人を詐欺容疑などで逮捕したと28日発表した。 捜査2課によると、栗原容疑者らは、納税通知書などを偽造して歯科医になりすました石田容疑者が住宅を新築すると偽り、02年6〜8月、千葉市の信用金庫から計約4500万円をだまし取った疑いがある。 栗原容疑者らは、同市内に約1300万円で土地を購入。そこに外壁のみの住宅を約600万円で建てて、信金の現地調査を受けたという。外観からはタイル張りの3階建て住宅に見えるが、内側は資材がむき出し状態のままだった。 同課は、なりすまし役の石田容疑者を除く3人は、