仮想化やクラウドなど、企業システムの技術は日進月歩で進化しているが、デメリットもある。運用管理作業が複雑になってしまうことだ。複雑な作業を標準化し、自動化しようという動きもあるが、なかなか導入が進まないのが現状だ。そこには運用管理を取り巻く“七不思議”があるという。 運用自動化が実現できない「本当の理由」 仮想化によるサーバ集約や、クラウドの浸透など、企業システムを取り巻く技術は日に日に進歩している。それはコスト削減やビジネスのスピードアップといったメリットがある一方で、情シスには頭が痛いデメリットもある。運用管理作業の複雑化だ。 例えば、物理・仮想の混在環境、社外を含めた複数のクラウドサービスなどを併せて管理するとなると、仕事は増える一方。なのに、人員補充はできない――コストセンターという目で見られ、投資をされない悲哀を感じた人も少なくないのではないだろうか。 そこで出てきた考え方が、作
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