太平洋戦争末期、フィリピンのレイテ湾に向かう途中に撃沈された当時世界最大級の戦艦「武蔵」とみられる映像が、インターネット上で新たに公開され、専門家は「武蔵」であることを裏付ける決定的な証拠が映っていると指摘しています。 今月に入って、アメリカのIT企業マイクロソフトの共同創業者で資産家のポール・アレン氏が、沈没した「武蔵」だとする画像や映像を公開し、日本時間の7日、さらに新たな映像をインターネット上に公開しました。 新たに公開された映像は1分ほどの長さで、音声の解説がつけられ、「武蔵」とみられる戦艦の巨大なスクリューやかじとみられる構造物などを紹介しているほか、「測距儀(そっきょぎ)」と呼ばれる相手の船との距離を測る全長15mの測定装置も特定したとしています。 広島県呉市にある大和ミュージアムの相原謙次統括は、特徴のある艦橋の一部も映っているとしたうえで、「今回の映像には『武蔵』であること