ブックマーク / gazfootball.com (21)

  • 石井監督を、あくまで「プロ監督」という扱いにはしない鹿島の理屈

    先の8/20に行われた湘南戦で、鹿島の金崎が途中交代させられた時に、石井監督に対して暴言を吐いたとされる件を問題にし、ハリルホジッチが代表から一時追放とした事で一気に炎上したこの話題。 その後、金崎が謝罪したという事でクラブからはお咎め無し、次の試合に先発復帰したのに対し、石井監督は心労のためダウンして試合を欠場、その後はある程度回復したとして復帰への意欲を見せるものの、鹿島の鈴木常務・強化部長は体調不良とはいえ現場を離れた責任から「(復帰しても)何もなかったということにはできない」と監督に対してのみ処分をほのめかした事で、さらに再炎上する事態になっています。 常識であれば、サッカークラブの監督とはピッチ上で全権を掌握する立場であり、その監督に対する暴言は欧州などでは相当な重罪とされ、数試合のベンチ外、下手をすると放出という処分に至る事は珍しくありません。だからこそハリルホジッチにとっては

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    watermaze 2016/08/30
  • 「世界の戦術トレンドは、ことごとく日本の特性と合わない方向へと進みつつある」EURO2016の戦術的総括

    「世界の戦術トレンドは、ことごとく日の特性と合わない方向へと進みつつある」EURO2016の戦術的総括 昨日のツール・ド・フランスについてはあまり何か書くような出来事が無かったので、ざっと今大会のユーロについて、主に戦術的な面についての総括を書いてみます。 結局、グループリーグを4得点3引き分けの3位で勝ち抜け、90分間で勝利した試合がたったの1つしか無かったポルトガルが優勝を飾ったのを見ても、今大会のユーロが「守備の大会」だった事を否定する人はいないでしょう。 決勝トーナメントに勝ち進んだチームを見ても、アイスランドや北アイルランド、スロヴァキアといったダークホースに共通していたのはしっかりした守備組織であり、逆にロシアやトルコのような戦術が整備されていない古豪がグループリーグ敗退になってしまったわけで、今や世界レベルでは個人の力のみで勝ち抜けるチームは無くなったと言ってもいいでしょう

    「世界の戦術トレンドは、ことごとく日本の特性と合わない方向へと進みつつある」EURO2016の戦術的総括
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    watermaze 2016/07/13
    中盤でパス回しするサッカーは当面流行らないっぽい。
  • 長澤選手の浦和移籍に見る、「Jスルー組」が海外で苦闘する理由

    昨日、ケルンの長澤選手が浦和レッズに完全移籍し、そのまま千葉にレンタルされるというニュースが突然飛び込んで来て驚きました。 ケルンが長澤を放出するかもという噂はありましたが、レンタルでブンデス2部への移籍が濃厚と言われていただけに、Jリーグに完全移籍という話は全くの予想外でした。 長澤のプレイを初めて試合で見た時には、香川のように狭いバイタルでボールを受けられるスキルを持ち、俊敏性とスタミナ、重心の低いドリブルによる推進力を兼ね備え、将来的には日を背負って立つ逸材だと思っていました。 が、昨年の夏に左膝の内側靭帯を断裂する大怪我を負ってしまい、まるまる半年を棒に振った後でまた感染症にかかってしまって1年間試合に出られず、今期になって出場機会はあったもののプレイに精彩を欠いてベンチからも遠ざかる日が増えていたので、移籍は避けられなかったのは事実ですが・・・ それにしても、これで平山相太、伊

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    watermaze 2015/12/20
  • 実に楽しみな、マガト監督とJリーグの”マリアージュ”

    これから誰も知らないJリーグチャンピオンシップ決勝が行われるわけですが、それよりも昨日の夜にTwitter上で突然流れて来た、サガン鳥栖にあのフェリックス・マガト監督が就任するというニュース。 その時点ではまだ噂の段階ではあったのですが、しばらくしてお膝元メディアである佐賀新聞のサイトで、鳥栖の竹原社長が最終交渉段階にあると発言した記事が出たことで確定的隣、TLや掲示板などでは阿鼻叫喚の光景が繰り広げられております。 マガトといえば言わずと知れた「鬼軍曹」で、二部練・三部練は当たり前、ランニングは失神者が出るハードさ、それも午後に遊ぶ予定を入れさせないため予定の連絡は午前の練習後、炭酸飲料禁止、戦術を無視した選手には高額の罰金&チームから無期限追放など、今時国見高校でもやらないような規律でチームを締め上げる監督として有名です。 鳥栖はゴリゴリの戦術サッカーとハードな練習に耐えかねてユン・ジ

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    watermaze 2015/12/03
  • 「老獪に見えるフェリッポンのプランには隙があったのだが・・・」ACL準決勝 第2レグ ガンバ大阪-広州恒大

    あんまり負け試合を細かく分析はしたくないので、ごくごくあっさりと振り返ってみる(笑)。 ガンバとしては、前半はトップ下に二川を置いて中盤を増やし、前半を無失点で持ち堪えた後、相手が疲れてくる後半に宇佐美を投入するというシリア戦方式を採用、そしてその目論見通りの試合展開になったのだが、後半に訪れた数少ないチャンスに決められず、結局スコアレスドローに終わって1stレグでリードしていた広州恒大の勝ち抜けとなった。 ただ、結果としてはガンバのプラン通りの流れになったとは言え、広州恒大のガンバ対策ははっきりしており、自陣にしっかり守備ブロックを作ってガンバにボールを持たせ、1対1での突破力やキープ力に欠けるJリーグ勢の特性を考えてスペースを埋めることを最優先、そしてガンバがパスの出しどころに困ってバックパスや横パスをした瞬間を狙ってプレスをかけるというやり方で一貫していた。 それで前半から後半の頭に

    「老獪に見えるフェリッポンのプランには隙があったのだが・・・」ACL準決勝 第2レグ ガンバ大阪-広州恒大
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    watermaze 2015/10/22
  • 「そして誰がアギーレを守るのか」アジアカップ準々決勝 日本-UAE

    この試合の展望では、日が普段通りの力を出せば勝てる相手だと書いたんだけど、まさか中2日でここまで質量共に状態が低下するとは思わなかった。 その象徴が試合開始7分にらったUAEの先制点で、中盤も長友も不用意に上がっててプレッシャーが全くかからず、あっさり縦パスを通されて決められてしまった。グループリーグではあれだけ落ち着いて試合に入っていたのに、魔が差したかのようなふんわりしたメンタルで試合に入り、足が地につくまでにやられてしまった。 そして攻撃もグループリーグのような連動性はすっかり影を潜め、まるで悪い時のザックジャパンのように足元とワンツーのショートパスサッカー(笑)で全くサイドチェンジやダイレクトクロスのような緩急が出せず攻めあぐねるばかり。 それでも一応シュートまで持ち込むチャンスはたくさん作ったのだが、数こそ35とすさまじい数字を叩きだしたものの、枠内シュートはわずか8、そ

    「そして誰がアギーレを守るのか」アジアカップ準々決勝 日本-UAE
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    watermaze 2015/01/24
    なぜ大仁田会長や原理事をここまで庇うのかが謎。某一派が嫌いだからといって現体制が良いという理由にはならんだろう。
  • なぜマスコミはアギーレ監督の八百長疑惑を騒ぎ立てるのか

    アギーレ監督に対する八百長疑惑が報じられてからというもの、スポーツマスコミのエスカレート度合いは日に日に激しさを増し、もはや有罪は確定、解任は規定事項のような書き方をされる有様です。 そもそ告発というのは捜査機関に対して犯罪を申告し処罰を求める意思表示であって、起訴に持って行って公判を維持し、裁判で有罪が確定するまでは何の罪も発生しません。「推定無罪だけど休養させろ」とか「黒じゃないグレーだけど協会の大甘裁定」などと無茶苦茶な論理で罪人に仕立てあげようとするマスコミの姿勢には吐き気がします。 まあ、スポーツマスコミなんてのはマスコミ来の仕事である「真理、真実の追及」とは正反対の、火のない場所に煙を起こして「火事だぞ~!」と騒いで野次馬を寄せ集め、そこに屋台を出して酒を売りさばくような守銭奴商売に成り下がっているので、面白おかしく騒ぎ立てる姿勢に関しては今更驚きはしません。 ただ、協会がワ

    なぜマスコミはアギーレ監督の八百長疑惑を騒ぎ立てるのか
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    watermaze 2014/12/17
    人権上の問題とビジネス上の問題を混同ているリベラル被れが多すぎ。裁判の結果次第で監督の資格が停止されるかもしれない人物を日本代表に置いておくのは不可。予審段階はともかく正式起訴されたら円満に退任が吉。
  • 「彼自身が望むものとは別の形になった”新しい香川”」欧州CLグループD アンデルレヒト-ボルシア・ドルトムント

    どんな強豪でも難しいチャンピオンズリーグのアウェイ戦、それをわずか前半3分に香川のアシストによるゴールで先制すると、後半も香川の起点から得点を重ねてベルギーチャンピオンであるアンデルレヒトに3-0の大勝。当然ながら、試合後は香川への絶賛でニュースは埋め尽くされた。 が、香川自身は体が重かったと語っていたように、後半は点に絡んだとはいえ疲労からか運動量とボールタッチが減ってしまい、前半もアンデルレヒトのドフールにハードマークされてたのもあって、前線でシュートを自分で打つよりは2列目より後ろでゲームメイクをする役目に回ることが多かった。それによって、ギュンドアンとシャヒンを欠いて構成力がガタ落ちしていた中盤が助けられ、より前線に生きたボールが供給される事になったわけで、現在のチーム状況を考えると妥当な役割になっているように思う。 香川はドルトムントでの再デビュー戦となったフライブルク戦後に、マ

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    watermaze 2014/10/04
  • 日本サッカー協会における「失敗の本質」

    昨日は、アジア大会のネパール戦や海外組の試合がてんこ盛りな1日だったのですが、私自身は隔月恒例のイベントに参加していて疲労困憊、夜もテレビをつけながら沈没してしまったのでサッカーには全く触れずじまいの1日でした。 てなわけで、いつもメールをいただいているZEROさんから、先日書いた「U-16日本代表のアジア予選敗退に安堵する」というコラムについてのご意見をネタで紹介。 日サッカー協会がよく口にする「方向性は間違ってない」ですが、これを見てると、名著「失敗の質」と共産党の選挙総括を思い出してしまいます。 失敗の質の文庫版338pに日軍と米軍の戦略・組織特性比較が出ていますが、 日本代表は、 戦略目的 不明確(どこを目指すか分からない) 戦略思考 短期決戦(現状ではW杯を何試合も戦える戦い方でない) 戦略策定 帰納的 戦略オプション 狭い(戦い方がワンパターン) 技術体系 一点豪華主義

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    watermaze 2014/09/22
  • 2014-2015シーズン海外組天気予報(イングランドプレミア、イタリアセリエA編)

    昨日は一応録画しておいた試合を見たんだけど、起きてみたら一瞬何を見たかすら覚えてないぐらいに酔いと居眠りでほぼ見てない状態なので、海外組天気予報の続きをやります・・・ 香川真司 雨のちくもり サポートメンバーの悔しさから晴れて代表のエースとして臨んだW杯は、意識の高さと自信の無さの相克でメンタルパニックに陥り、全く彼らしいプレイが出来ないままに終わってしまった。マンUでも微妙な立場は変わらず、トップ下としてはマタの控え、CHとしてはエレーラやキャリック、クレバリーの控えと序列が固まりつつある。クラブにCL出場権が無く選手層的にもだぶつき気味なのでサブ専任は厳しい。アトレチコ・マドリーへの移籍が噂されているが、香川有りきで参加した日企業のスポンサーが多くて契約解消は相当な困難が伴うと見られ、自分が首脳陣だったら間違いなく売るよりも飼い殺しを選ぶ。まあ合わないと分かっていてプレミアに移籍した

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    watermaze 2014/08/04
  • 「攻撃や守備ではなく、効率こそが答え」ブラジルワールドカップ全体総括

    スペインやポルトガル、日といったパスサッカーチームの早期敗退と、オランダやチリなど5バックカウンターチームの躍進で、すっかりポゼッションサッカーの終焉といった論調がまかり通っていたブラジルW杯だが、最終的に優勝したのはパスの総数と成功率でトップの成績を叩きだしたドイツになった事で、いまいち大会の戦術的テーマが曖昧になりつつある。 しかし、攻撃的、守備的という軸で判断するから混乱するのであって、今大会で上位にい込んできたチームを見ると、「効率」という軸で共通するものがあると思っている。 ドイツは、ユーロ2008と南アフリカW杯でスペインに苦杯を喫した事から、スペインと真っ向勝負のパスサッカーを構築するためにバイエルンにグアルディオラ監督を招聘、有力なドイツ人選手を集結させてクラブレベルから代表の土台を作りつつ、代表ではよりブラジルの気候に合わせたショートカウンターを磨くという、戦略・戦術

    「攻撃や守備ではなく、効率こそが答え」ブラジルワールドカップ全体総括
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    watermaze 2014/07/17
  • 「日本が子供の夢から覚める時」ブラジルW杯日本代表総括

    ビッククラブに在籍する攻撃選手を抱えて過去大会で最高の成績を目論んだ日本代表だったが、いざ蓋を開けてみればドイツ大会と変わらぬ勝ち点1、グループ最下位での敗退と、完全に日の期待を裏切る結果に終わってしまった。 そして昨晩にザッケローニ監督の退任が発表され、これでザックジャパンの4年間は終了する事になった。 W杯で失敗した原因にはいろいろな理由が考えられるのだが、最も大きなポイントはW杯に臨む上での大きな戦略面の失敗にあったのではないかと思っている。 所詮は「自分たちの自分たち」 今大会で良くも悪くもキーワードとなってしまったのが「自分たちのサッカー」。つまり、リアクションではなくて自分からリスクをかけて高い位置から攻撃を仕掛け、人とボールが早く動いてゴールに迫るスタイルなのだが、結果的にそのサッカーが出来た時間はコートジボワール戦の前半20分間と、コロンビア戦の前半45分のみで、その他の

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    watermaze 2014/06/26
  • 「とても同じメンバーがいる同じ国のサッカーとは思えない」南アフリカW杯ベスト16 日本-パラグアイ

    いよいよ日時間の明朝にブラジルワールドカップの開幕戦が行われるので、日本代表の試合回顧シリーズもこれでおしまい。最後はまだ記憶に新しい、日がベスト16に進んで最後は延長の末にPK戦で敗れた南アフリカ大会のパラグアイ戦。 まあ何ちゅうか最初に見て思うと言うか見なくても分かるというか、田や長友、遠藤、長谷部、川島と今の代表スタメンと5人も同じメンバーがいるとは思えないほどの守備的なサッカーにはやはり驚くしか無い。何しろ、4-1-4-1と言えば聞こえは良いが、実質的には9-0-1ぐらいのフォーメーションになっていて田が完全に孤立し、長友は地面に杭で打たれたんじゃないかというぐらいにオーバーラップが皆無という、今の日からすると信じられないような情景が広がっていた。 で、これもまた今の日からすると信じられない話だが、守備が実に堅い。ハイボールの処理なんか雲泥の差。長谷部が抜かれたままぼー

    「とても同じメンバーがいる同じ国のサッカーとは思えない」南アフリカW杯ベスト16 日本-パラグアイ
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    watermaze 2014/06/13
  • 「はかいのてっきゅうとおなべのフタ」ブラジルW杯強化試合 日本-ザンビア

    まさかこのフレーズを日本代表に対して使う日が来てしまうとは・・・(笑) いや勝つには勝ったけど、正直なところもうちょっと番に向けて守備が締まった試合を見たかったね・・・つくづく、今回のザックジャパンはどこまでも打ち合いをしなければならない運命なんだろうか(苦笑)。 と言う音はさておき、建前的にはアフリカ勢独特の身体能力や間合いを経験出来たし、日の弱点と強みも再確認できたという事で非常に良いテストマッチになったと言える。 最初の2点はまさに日の弱み。日はどうしてもボールサイドにプレスをかけて反対サイドのSBが中にはいったポジションを取るので、サイドチェンジをされるとどうしても1対1の状況に置かれてしまう。来であれば前線からプレスをかけてロングボールを出させないようにしたいところなんだけど、アフリカンの筋力でプレスがかけられない位置から飛ばして来るので避けようがない。そしてサイドの

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    watermaze 2014/06/08
  • 「低俗なポルノは本当だったのか」2002年日韓ワールドカップ 日本-ベルギー

    ワールドカップで史上初の勝ち点1、それもグループ最強と見られたベルギー相手の初戦でゲットするという快挙に対して、こともあろうに「低俗なポルノ」と雑誌Numberに書いてしまい、多くのサッカーファンから永遠の敵として金子達仁が烙印を押されてしまった試合。 そこから12年の月日が経ち、そこから数多の試合を見てきた自分がもう一度この試合を見ると、まさかもしかして万が一低俗なポルノに見えてしまうんじゃないかちょっとだけ期待があったので、NHK-BSで再放送していた機会に見てみる事にした。 で、試合を見始めてまず思ったのが、「え、トルシエジャパンってこんなチームだったっけ?」という気持ち。3バックはラインを揃えて上げ下げするのに一生懸命で人を見ておらず、FWがクサビに入ったりサイドにボールを預けても中盤のフォローが無くて孤立、ボールを持ったらひたすら前だけを見て長いボールを入れるばかり。リスク

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    watermaze 2014/06/06
  • 「間違いなくブラジルW杯のキーマンは長友」イタリア・セリエA第37節 インテル-ラツィオ

    今節はトップ下として田が先発したミランもアタランタにやられてしまったようだが、セリエAのチームというのは気で守らせると当に面倒である。 インテルの場合は、以前ならば長友のサイドを切ってパラシオの飛び出しをマークしたら何も出来なかったのが、エルナネスが入って基点が出来、コバチッチがイタリアに慣れてきてパスセンスが開花、これでようやく調子に乗れるかなと思ったら、前回のミラノ・ダービーでのミランはコバチッチ、エルナネス、カンビアッソの3人にまでマークを付けてインテルを封じ込めてしまったのは腐ってもイタリアというところだろう。 ところが今回のラツィオは、アウェイで勝ち点3を取れなければELへの出場が絶たれてしまうとあって、イタリアとは思えない”自分たちの攻撃サッカー”を仕掛けて来た。 何せ、長友のサイドにいたラツィオSBのビアーヴァが中へ絞り気味のポジションを取っていて長友の前には綺麗にスペ

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    watermaze 2014/05/14
  • 「バルサが”バルサ”であった時代の終焉か」UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2レグ アトレティコ・マドリード-バルセロナ

    「バルサが”バルサ”であった時代の終焉か」UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2レグ アトレティコ・マドリード-バルセロナ バイエルンとマンUの試合の裏で行われた、アトレティコとバルサのスペイン勢同士の対決は、アウェイでの第1レグを1-1で終えていたアトレティコが、ホームでは1-0と前半6分の先制点を守りきり、現在リーガ首位の実力を見事に発揮してバルサのスター軍団を打ち破った。 この試合結果については、シメオネ監督率いるアトレティコの組織的で激しいプレッシング、ボールを奪ってから直線的にゴールまで向かう攻撃スピードが見事だったのと、それに対するバルサの調子の悪さ、守備で受けに回った時の脆弱性、走行距離が6.8kmとGKピントよりもわずか1.3km多いだけだったメッシの覇気の無さなど、明確な要因はたくさん列挙できるのだが、個人的に最も驚いたのはグアルディオラ監督が堅牢に築き上げたはずの”バ

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    watermaze 2014/04/11
  • 「本田セリエA初ゴールで長友がピンチ?」イタリア・セリエA第32節 インテル-ボローニャ

    今朝のサッカー界は、ミランの田がセリエA初ゴールの話題で埋め尽くされてしまっている状況だが、その陰でインテルはまたもボローニャ相手に勝ち切れずドローに終わり、3連勝のミランと勝ち点差が5に縮まり、来期のヨーロッパリーグ圏内が怪しくなって来た。 ここ最近のインテルはとにかくついてない。この試合でもインテルが終始優勢な流れで推移し、開始わずか6分で長友のクロスをイカルディがハーフボレーで決めて先制するものの、35分に長友がタッチライン際で入れ替わられて跳ね返りを押し込まれて同点。それも良いシュートじゃなかったんだけど、たまたまコースが微妙に変わってGKの脇を抜かれるという不運。極めつけは、終盤に今期リーグ初のPKをもらったのに、ミリートが甘いコースに蹴ってしまって失敗と、全てが裏目に出てしまう有り様。 まあ、長友や監督が「今シーズンはこういう運命」と悟ってしまうのも仕方ない部分はあるかと思う

    「本田セリエA初ゴールで長友がピンチ?」イタリア・セリエA第32節 インテル-ボローニャ
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    watermaze 2014/04/09
  • 「本田はミランの救世主、は嘘じゃない」イタリア・セリエA第17節 インテル-ACミラン

    来年のミランダービーでは、長友と田の対戦が実現するとあって日でひときわ注目を集めたミラノダービー。ただ、近年のセリエAの退潮傾向を表すかのように、前半の試合については退屈な面が目立ってしまった。 ミランの3トップはバロテッリとカカー、もう1人はエル・シャーラウィが怪我をしたためにサポナーラが入っていたのだが、バロテッリはやたらとシュートを打つばかりで守備やポストでチームの組み立てを助けようという意識が薄く、サポナーラは走っていたけどオン・ザボールで印象が残る働きは出来ず、攻撃の組み立てはカカーにおんぶ抱っこ状態、そしてカカーは案の定インテル守備陣の集中的なマークを受けて倒されるばかりという有り様。 インテルの方も攻撃については似たり寄ったりで、インサイドハーフのサネッティとタイデルはほとんど攻撃に顔を出せず、長友のサイドはポーリとデ・シーリオの2人で固められて上がることが出来ず、グアリ

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    watermaze 2013/12/25
  • 「もはやエールディビジでは代表になれないのか」オランダ・エールディビジ第12節 フィテッセ-ユトレヒト

    残念ながら、先の親善試合で日本代表に招集がかからなかったハーフナー・マイクは、ユトレヒト相手との試合でも勝ち越しゴールを決め、終了間際にも得点を挙げて3-1で勝利したフィテッセは、これでエールディビジの首位に立つ事になった。 とは言え、試合内容は相変わらずどうもシャキッとしない。ホームのフィテッセは、序盤から引きこもるユトレヒト相手に圧倒的なボール支配を見せるのだが、ゴール前での折り返しを完全フリーでいたマイクが足に当てそこねてボテボテになったりと、数多のチャンスに決めきれない。と思ったら、疑惑のPKで31分にようやくゴール。 ところが後半は一転してユトレヒトの出足が良くなり、フィテッセは中盤でのパスを次々とカットされてピンチになるものの、味方の怪我で12分から途中出場した高木がゴール前にフリーで飛び込んだもののグランダーのクロスをトラップしそこねるなど、どっちもどっち。で、同じように63

    「もはやエールディビジでは代表になれないのか」オランダ・エールディビジ第12節 フィテッセ-ユトレヒト
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    watermaze 2013/11/23