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  • 黒木先生の『研究不正』はバイブルになる | 大隅典子の仙台通信

    過日、お世話に鳴っている黒木登志夫先生の「傘寿+出版記念お祝い会」が開かれ、仙台から馳せ参じた。そのようなお年にはまったく見えないので、暦年齢として115歳くらいを目標に長生きされてほしいと願っている。ちなみに、お祝い会の最後にスピーチをされた現日数学会会長の小谷元子先生(東北大学大学院理学研究科教授、総合科学技術イノベーション会議議員)は、目標125歳とのこと。 今回、黒木先生が上梓されたのは『研究不正 科学者の捏造、改竄、盗用』というもの。中公新書としては『がん遺伝子の発見ーがん解明の同時代史』(1996年)、『知的文章とプレゼンテーション 日語の場合、英語の場合』(2014年)、『iPS細胞 不可能を可能にした細胞』(2015年)に続く4作目。ちなみに、『がん遺伝子の発見』は山中伸弥先生の「心の糧」にもなった名著。今回のお祝い会では、山中先生からはビデオメッセージが届いていた。

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    watermaze 2016/05/02
  • 私たちは気が短くなっているのか? | 大隅典子の仙台通信

    研究者は論文を書くことが仕事です。大学院に進学したいといって訪問してくれる学生さんに、「<研究者>って何をする職業だと思う?」と聞くと、「えっと、実験をする人」という答えが返ってくることが圧倒的多数です。訪問者は大学の学部4年生だったり、修士1年生だったりするので、なんとなく「研究室」という職場を見て、ラボメンバーが実験しているから、そういう印象を持つのかもしれません。あるいは、理系の実習が実験を主体とすることが多いから、「大学で理系の先生=実験する人」と思っているのかもしれません。 でも、私は「研究者=論文を書く人」だと思っています。私たちが実験をするのは、「想像で論文を書く」のではなく、実データに基いて考察し、それを文字や図として発信するために行っているのであって、「実験のために実験をする」のではなく、「論文を書くために実験をしている」のです。 ですので、高校の出前授業などでは、「研究

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    watermaze 2015/02/09
  • リケジョと割烹着:小保方さん報道に関連して(その2) | 大隅典子の仙台通信

    なお、記事は、STAP細胞についての疑義が生じる前に書かれたものであり、現時点での認識とは異なります。2014年12月26日に、STAP細胞は実はES細胞であったという調査結果が発表されました。 ***** 「酸性の溶液でマウスのリンパ球を処理すると、多能性の高い細胞を誘導することができた」という理化学研究所発生再生研究センター(注:理研ビタミンの会社ではありません。歴史的には関係ありますが)の小保方晴子ユニット・リーダーの研究成果について昨晩取り上げました。 さっそく今朝の新聞各紙の一面を飾ったようで何よりです(つまり日、日が平和な日であるという証拠です)。 「多能性のある(英語ではpluripotent)」すなわち、いろいろな種類の細胞を生み出すことができる細胞には、これまでから、胚性幹細胞(ES細胞)とiPS細胞がありました。 今回のSTAP(Stimulurs-Trigger

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    watermaze 2014/01/30
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