宮城・南三陸キラキラ丼、復活 震災前、年4万5000食販売 復活へ向けて試作したキラキラ丼を前に笑顔を見せる店主たち 宮城県南三陸町産の海産物など地元食材を使った「南三陸キラキラ丼」が、25日に復活する。東日本大震災前は1年間に4万5000食を売り上げたヒット商品に、飲食店主らは「丼で町を再び盛り上げたい」と震災からの復興を託す。 キラキラ丼は、2009年12月に販売が始まった。四季の食材に合わせて、ウニ丼やイクラ丼など4シリーズを展開。店独自の味を提供していたが、津波で7店が流失し、関係者にも犠牲者が出た。 昨年、志津川で仮設商店街設置の話が持ち上がり、店主や町観光協会が中心となって復活に向けて動きだした。同町志津川御前下の仮設商店街「南三陸志津川福興名店街」がオープンする25日の販売開始を決めた。 販売するのは、新たに参加する店を含め、仮設商店街で5店、被災を免れたり店舗を移転し
東日本大震災の津波で校舎が破壊された宮城県名取市の県立宮城農業高校で、津波にさらわれた実習用の乳牛34頭のうち14頭が生き延びて戻ってきた。 生存をあきらめていた学校関係者は「よく生きていてくれた」と喜び、牛とともに学校の再生を誓っている。 地震発生の3月11日、同高実習助手の渥美勇人さん(36)は牛舎で調教について生徒約10人と実習していた。津波の警報を受けて生徒といったん校舎に避難したが、「牛を助けなければ」と引き返した。だが、全頭を避難させることはできない。「せめて逃げてくれ」との思いで牛の首輪を外した。牛舎近くの高台のやぐらに避難した渥美さんは、牛たちが濁流にのまれ、苦しそうに顔だけを出してもがく姿を見た。「生きてくれ」と祈ることしかできなかった。 ところが、この日の晩のうちに5、6頭が高台まで帰ってきた。さらに2日後には、数頭がけがを負いながらも戻った。「よく戻ってきてくれた」。
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