陸上において犬は人間の友と言われているが、水中においてはイルカがそれにあたるだろう。動物の観点から飼育されているという境遇を調査する初の試みがイルカで行われた。 その結果イルカが一番楽しみにしているのは、親しい人間と触れ合うことだったそうだ。 「良好な人間と動物との関係は、良好な飼育環境に匹敵」すると研究者は話す。 イルカの行動と感情を読み解く3年間の研究 『Applied Animal Behaviour Science』に掲載された研究は、飼育されているイルカの幸福を計測するという3年かけた計画の一環として行われた。 フランス最大級のイルカ水族館を持つアステリックスパークのイザベラ・クレッグ博士は、パリ大学の研究者と共同で、イルカの行動を読み解く実験を考案した。これは体の姿勢からイルカの感情を窺い知ろうとしたものだ。 今回はトレーナーと遊ぶ、水槽におもちゃを入れる、イルカに装置を操作さ