「新潮」に掲載されていた森山啓さんの追悼文によって、今まで知らなかった島木健作のことを色々知ることが出来た。 貴重な資料が手に入ったと喜んでいたが、更に思いがけない収穫に小躍りしてしまった。 森山さんは、島木健作と同年代の詩人・小説家である。 島木健作デビュー作「癩」が編集部に持ち込まれた時からの付き合いで、 島木が住む本郷の下宿にも訪ねていたり、鎌倉に住む前に世田谷の家を紹介したのも森山さんだった。 島木健作の喋り方、風貌、文学への取り組み方、読書家だということ、などなど、 友だちでなければわからない生きたエピソードが沢山つまった追悼文だった。 お時間と興味がある方、もしよろしければ読んでみてください。 ※ 原文は旧字旧かな遣いだが、読みやすいように変換した。 因みに、森山さんが訪問した本郷の下宿は、私も探しに行った場所だ。 garadanikki.hatenablog.com 古地図を