改善したいことや困りごとがたくさんあるとき、重点分析という考え方が役立ちます。重点分析の一つに、パレート図を使った「パレート分析」という手法があります。問題の大きさや順位と同時に、全体に対してどの程度の割合を占めているのかが把握しやすくなります。ISO9001やTQMなど品質保証・品質管理の実務経験が豊富な中小企業診断士がExcel(エクセル)を使ったパレートなどを図の作り方わかりやすく解説します。 1.パレート分析とは パレート図を使った分析 パレート分析とは、パレート図を使った分析のことです。パレート図はデータを項目別に集計・分類して多い順に並べ、棒グラフと累積曲線によってあらわした図になります。 複数の問題があった場合、重要な問題から解決したり、問題に対する影響度の大きい原因から対策を打ったりするというのは一般的な考え方ですが、パレート図を使うことで問題の大きさや順位がわかるようにな
![パレート分析とは エクセルでの作り方とパレート図での分析のコツを解説](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6556b7b977411dcbbfa9e81fa26c72ac11b55780/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp.potaufeu.asahi.com%2F77b2-p%2Fpicture%2F27144401%2Fb2b7631fcdd779dae8f83b0c110e9bc6.png)